京掛軸のご家庭での取り扱い方

帙箱の中から掛軸を取り出す。

 

桐箱の蓋を開けて中より軸を取り出す。

左手で軸を待ち、掛緒の先を手前に引いてほどく。当て紙をはずす

右手で矢筈を、持ち掛緒に掛けて、軸を広げ軸釘に掛ける。矢筈を右側へ置き、左右の軸先を持ちながら最後まで広げる
※軸を掛けるときは矢筈(細い竹の先に又がある道具)を使います。

軸が床の間の中央に位置しているか、確認する。

軸先を持ち、壁に添わせて軸の2/3まで巻き

左手で軸の中央部を持ち、右手で矢筈を持ち掛緒を軸釘よりはずす

床の間の床面に軸を置き、残りを巻ききる

当て紙を当てる

左手で持ち、右手で巻き緒を持ち 中央

右、左と三回巻き

巻緒の残りを左手の中指で支えながら、半分に折り、掛緒の右側下をくぐらせる

巻緒のたるみの中をくぐらせる

掛緒の左側を上からくぐらせる


桐箱に納める


帙箱に納めて小鉤を掛ける

掛軸は、良質の手紙漉和紙と表装用として織られた裂地それに古く良く保存された糊とからなっています。
従って、特に湿気と過度の乾燥を嫌います。

① 冷暖房のききすぎた部屋や湿気の多い所に掛けないこと

② 湿気の少ない場所に保存すること

③ 年に二回程度、春秋の晴れた日に虫ぼしをすること

④ 連日掛けたままにせず、時々巻きおさめること

⑤ 掛けはずしの時、折れないように注意すること

⑥ あまり堅く巻かず、適度に巻いて紐はゆるくかけること